2013年11月26日 « トップへ » 2013年11月28日
2013年11月27日
院長ごあいさつ
2021年1月より新しく院長になりました、本多 忠相です。
皆さんは、歯科医院にどのようなイメージを持たれますか?
「怖い」
「痛い」
「(歯科医院が)合わない」
などマイナスなイメージが多いと思います。
こんなマイナスイメージを払拭できる医院を目指し、力を入れて取り組んでおります。
「こんな歯科医院に出会いたかった」
「しっかり話を聞いてくれる」
「また行きたくなる」
そんな意見が増えるよう、勉強会で知識の吸収をし、治療技術に磨きをかけ、患者さんにふさわしい設備の導入に努めています。
それらを活かしたカウンセリングで、患者さん一人一人に適した治療計画の立案や、患者さんの疑問に向き合える環境作り、心構えなど、当たり前の事を当たり前に行えるよう診療に臨んでおります。
また、管理栄養士と柔道整復師の資格を活かした、魅力溢れる医院作りに日々精進しております。
人生100年時代といわれる昨今ですが、患者さんの「恵みある人生」に貢献できるよう、お力添えに邁進いたします。
スタッフ一同、最高の環境と最高のおもてなしを心がけ、皆さんのご来院をお待ちしています。
院長紹介
院長 本多 忠相
【経歴】
2008年 東京農業大学応用生物科学部栄養科学科 卒業
2011年 東京医療専門学校柔道整復科 卒業
2016年 奥羽大学歯学部歯学科 卒業
奥羽大学歯学部付属病院 勤務(研修医)
2020年 医療法人社団宝樹会 入社
城東歯科クリニック 勤務
2021年 医療法人社団宝樹会なりさわ歯科クリニック 院長就任
定期的な予防治療を受けて歯を守りましょう
虫歯治療の理想は、虫歯を作らない「予防治療」です。汚れや歯石の除去、クリーニングを定期的に行いましょう。
あなたが歯医者さんに行く時はどんな時ですか?
「歯が痛いから」「歯がぐらぐらしてきたから」......。
最近ではこのような考えが変わってきています。虫歯や歯周病にならないように「予防」したいというニーズが増え、予防治療を受けるために歯医者さんに通う人が増えているのです。
当院では、痛みが出てしまうほど虫歯を進行させないためにも、「予防治療」に力を入れています。機材はもちろん、部屋のデザインまで他の治療ルームとは異なる予防専用個室も完備しております。落ち着いた空間で治療に専念していただける環境です。
虫歯や歯周病を作らない!「予防治療」
虫歯や歯周病を予防することを目的とする「予防治療」。定期的に予防治療を受診し、口の中を常にベストな状態に保ちましょう。また早期発見・早期治療は、歯科治療の痛みの軽減につながります。
「スケーリング」歯の汚れや歯石の除去
毎日の歯磨きなどでは落とし切れない歯の汚れや歯石を、歯科医院で除去する治療がスケーリングです。
自分で無理に取り除こうとしてもキレイに取れない上に、歯や歯肉を痛めてしまうので、歯科医院によるスケーリングでキレイに除去しましょう。ただしスケーリングの効果は持続性がないので、定期的に受けることをおすすめします。
「PMTC」歯のクリーニング
歯科医院で行なう本格的な歯のクリーニングを、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼びます。専用器具で歯の表面に付着している汚れや食べカスを取り除いていきます。
施術中は痛みがなく、施術後は歯がツルツルになりお口の中がさっぱりとキレイになります。それ以外にも歯ぐきが引き締まり歯周病予防、さらに口臭予防にもなるのが特徴です。
入れ歯の違和感にお困りの方へ
噛むことを楽しめる快適な入れ歯を見つけましょう。たくさんの種類から患者さま一人ひとりに合った入れ歯をご提供します。
「入れ歯が痛い」「食べたり話したりすると浮いて外れてしまう」
そんな入れ歯に関するお悩みをお持ちの患者さまは多いはずです。このようなお悩みを我慢する必要はありません。入れ歯は見た目を補うだけのものではなく、噛む機能の回復を促すものなのです。
噛み合わせが合っていない入れ歯を装着していると、食事をおいしく食べられなかったり、肩こりや頭痛に悩まされたりします。さらに、顎関節症や頸椎・胸椎・腰椎などの脊柱への障害などのリスクも高くなります。ですから、入れ歯の不具合は我慢せずにすぐにご相談ください。
噛むことと認知症の関係
咀嚼は脳への刺激となることから、認知症と大きく関係しているのではないかと考えられています。
実際に認知症が進んでいる高齢者の方の中には、合っていない入れ歯を使用している方や流動食をメインとされている方が多くいらっしゃいます。入れ歯であってもしっかり調整を繰り返し、噛んで食事をすることで認知症の症状改善につなげることも視野に入れております。
当院でぴったりな入れ歯を作ろう
【当院の特徴1】お口にフィットした痛くない義歯
当院では、患者さまのご要望を時間をかけてお伺いし、丈夫で長持ちする入れ歯作りを心掛けております。
<当院が提供する入れ歯>
●落ちない・浮かない・痛くないつけ心地の良いもの
●見た目が美しいもの
●噛む機能を回復できるもの
【当院の特徴2】たくさんの種類からお選びください
入れ歯には、プラスチック床のものやソフトデンチャー、金属床など多くの種類があります。それぞれに特徴や特性を持ち、使用する素材や構造などによって耐久性や費用も異なってきます。
当院では、患者さまのお口の状態やご要望、ご予算などを踏まえしっかりご案内しお選びいただいています。
当院の入れ歯の種類
ノンクラスプデンチャー(インプラント義歯)
入れ歯にインプラント治療を組み合わせることで、従来の総入れ歯では難しかった「しっかり噛みしめる」感覚と、美しい見た目を両立することができるようになります。吸着ではなく直接インプラントに入れ歯を固定することができるので、間に物が挟まったり入れ歯がずれる際痛みもありません。また入れ歯が外れる心配もありません。今までの入れ歯に不満がある方は、一度ご相談ください。
<ノンクラスプデンチャーの特徴>
●見た目にバネが見えない、自然の歯に近い仕上がり
●食べ物を噛みしめる感覚がある
コンフォートデンチャー(総義歯・部分義歯)
入れ歯の裏面を生体用シリコーンで覆った新しいタイプの入れ歯です。
<コンフォートデンチャーの特徴>
●生体用シリコーンの弾性で歯ぐきにかかる負担を軽減
●抜群の吸着力
●「痛い・噛めない・外れやすい」といった従来の入れ歯の悩みを解消
●歯ぐきを保護
金属義歯
快適性や安定性の高い丈夫で薄い金属義歯です。
<金属義歯の特徴>
●口に入れた時の違和感が少なく食事や発音がしやすい
●熱をしっかり伝えてくれるので火傷予防にもなる
保険適用の精密義歯
プラスチック床が中心となり、普段使いには支障はありません。入れ歯を作るのが初めての方や入れ歯かインプラントかお悩み方は、まずこちらでのお試しをおすすめしています。
当院の小児歯科で歯医者さんへの苦手意識を克服
虫歯のない人生を送るためには、幼少期からのケアが重要です。当院で、歯医者さんへの苦手意識を克服してください。
当院では、お子さまの不安や緊張を少しでも和らげられるよう、お母さまと一緒に診療室に入っていただけます。また、診療室やユニットにゆとりがありますので、お母さまがお子さまを抱っこする形でユニットに座っていただくことも可能です。そんなスタイルが、たくさんのお母さまにお喜びいただいています。
「ここで治療してもらえて良かった」
「診療室に一緒に入れるから、子供連れで自分の歯の治療にも来られる」
「治療を受けている間もお互いの姿を確認できる」
押さえつける治療はしません
「歯医者さんは怖い」そんな苦手意識を持ったお子さまは多いです。それを見越して当院では、お子さま一人ひとりの性格や成長に合わせて治療を行っております。治療にお困りであればまずはご相談ください。
すぐに治療を始めるのが怖い、という場合には治療の強制はしません。診察台に座っていただきお話をしたり、口に器具を当ててみたり、そんな練習からはじめましょう。無理なく自然に治療がはじめられるよう、まずは医院の雰囲気に慣れていただきます。
また、押さえつけて治療をするようなことはありません。治療を始めてから動いてしまうことは危険を伴いますので、そういう場合には、お母さまに許可をいただいてから押さえることにしています。
小児矯正
歯並びは見た目だけではなく、お子さまの健康や発育に大きく影響します。矯正歯科治療を幼少期に薦める理由は、自然の発育に合わせて行えるからです。
矯正治療をはじめるのに適したタイミングは、一人ひとりの歯並びや噛み合わせなどにより異なります。早い時期に治療をはじめるのがベストなお子さま、反対にある程度の成長を待ってからはじめるのがベストなお子さまなどがいらっしゃいますが、問題であるけど目立たないため進行している、というケースがあります。
早期発見早期治療のため、永久歯の前歯と奥歯が生えてくる6歳から7歳頃には、一度来院していただき検診を受けていただきたいと考えています。
●お子さんのこのような症状はありませんか?
・乳歯が早く抜けて生え替わりの永久歯がなかなか出てこない
・永久歯の一部が生えはじめているのに上の乳歯が残っている
・食べ物が噛みにくいと感じる
・食べ物を噛みしめることができない
・いつも口で呼吸をしている
・指しゃぶりや舌癖などの癖がある
上記の症状が見られる場合は、是非一度当院にご相談ください。
子供の矯正歯科治療のメリット
●時間に自由が利くので治療をしっかり受けられる
●顎骨の成長を治療に生かせる
●歯が動きやすい
●治療期間の短縮
●抜歯をしないで済む可能性が高い
小児矯正治療の流れ
【STEP1】第1期治療(学童期)
顎の形が大きく変わる成長期です。永久歯が生え揃っていない場合はまず、顎の骨を正しい成長に導き、歯を支える土台の機能を持たせる治療を行います。また、前歯の生え方が悪く噛みにくい場合、前歯のみの歯並びを治療する場合もあります。ここでの治療がうまくいくと、第2期治療期で永久歯を抜かずに治療ができる可能性が高くなります。
【STEP2】第2期治療(中学生以降)
中学生から高校生になると歯と骨がしっかりしてくるので、大人と同じ矯正歯科治療が可能になります。上下すべての歯にブラケットを装着し、全体の噛み合わせを改善する治療です。このとき、第1期で歯の土台をしっかり整えておくと、通常より治療が短期間で完了できます。
当院のおもな小児矯正治療メニュー
床矯正
床矯正とは、歯を抜かないで行う矯正方法です。入れ歯のような形をした床装置で固定し、歯を動かしたりあごを拡大して歯並びや噛み合わせを整えます。
舌側(ぜっそく)矯正
矯正装置を歯の裏側に付けることで、矯正装置が表側から見えにくくなる矯正を舌側矯正といいます。歯の裏側にある矯正装置が舌に触れやすいため、表側矯正より違和感を感じやすく、治療期間も多少長くなります。
矯正治療で歯並びに関するさまざまな悩みを解消
見た目や発音だけでなく、お口の健康にまで影響する歯並び。目立たない矯正器具で理想の歯並びを目指している方のサポートをいたします。
「歯並びが悪い」「発音が悪い」「食事の効率が悪い」......。そんなお悩みをお持ちではないですか?
このような患者さまの多くは、「どこをどう治したいか」「どんな歯並びも矯正で治すことができるのか」といった不安があるようです。当院ではそんな患者さまに、歯の矯正歯科治療をおすすめします。
<矯正歯科治療のメリット>
●虫歯や歯周病になりにくい
●美しい歯並びが手に入る
●整った口元になる
●発音がよくなる
●しっかり噛めるようになる
【当院の矯正治療】目立ちにくい矯正装置をご用意
力を加えるとその方向に移動するという歯の性質を生かし、歯列を機能的に美しく整えていくことを矯正歯科治療といいます。口の中に矯正装置を入れ、歯に一定の力をかけ、時間をかけて歯を動かしていきます。
ゆっくりと時間をかけて歯を動かしていく矯正は、完了するまでにある程度の時間がかかりますので、目立ちにくい矯正装置は心理的負担を軽減するためにも重要になります。当院では、そんなニーズにお応えし、目立ちにくい矯正装置を取り揃えております。
クリアタイプ
ブラケット部分が透明ですので、歯になじみやすく通常のメタルタイプよりも目立ちにくいタイプです。ワイヤー部は金属でメタルタイプと同様のため、効果はしっかり出ます。
リンガルタイプ
歯の裏側に矯正装置をつける方法で、舌側矯正と言われます。ワイヤーを含めた矯正装置が歯の裏側に隠れるため、矯正装置が見えづらいのが特徴です。機能も含め、見た目が気になる方へおすすめしております。
マウスピースタイプ
透明なマウスピースを装着して矯正を行う方法です。最初に口内状況を確認し、コンピュータによる歯の動きをシミュレートし、それに準じたマウスピースを作成します。段階に応じたマウスピースを装着することで徐々に歯を動かしますが、装置の取り外しができるので、食事や歯磨きもしやすいのがメリットです。
矯正歯科のメリット
歯の矯正は、子供の頃にするというイメージが強いのではないでしょうか?子供の頃ですと成長を利用してあごの骨格から治療することが可能なため、比較的矯正しやすいところがあります。しかし、大人になってからでももちろん矯正は可能ですし、メリットもたくさんございます。
大人の矯正治療のメリット
●笑顔が華やかになる
矯正にて口元に自信を持つことができるようになると、笑顔や華やかな印象といった明るい雰囲気が周りに伝わりやすくなります。
●噛み合わせが良くなり歯が長持ちする
噛み合わせが良くなり歯全体でバランス良く食べ物を噛むことができるようになります。さらに、噛む力によって歯や歯を支える骨が傷んだり、治療した歯が壊れたりするリスクが低くなります。
●歯磨きがラクで、きちんと磨ける
歯並びが良いと、歯ブラシが届きにくかったり磨き残しが出来てしまう箇所が少なくなります。虫歯や歯周病の原因となるプラークや歯石もつきにくくなります。
●自浄作用でお口の中がきれいに保たれる
歯並びが良いと、唇や舌、頬が歯列にフィットし食べカスは唾液とともに流されやすくなります。口が本来持つ自浄作用が効果的に発揮され、虫歯や歯周病のリスクが低くなります。
●全身に好影響がある
肩こりや顎関節症の原因の一つに歯並びの悪さがあります。矯正は審美性を高めるだけでなく、全身に良い影響が期待できます。
矯正歯科治療の流れ
【STEP1】初期相談
お口の中を見て矯正治療の方法や可能性を丁寧にご説明いたします。しっかりとしたカウンセリングで治療に関する不安などを解消します。
【STEP2】精密検査
診断に必要な歯型、顔や口の中の写真、レントゲン写真、その他の診断用資料の検査を行います。より詳しい情報を得るための検査です。
【STEP3】診断
検査結果をもとに治療プランのご説明や患者さまのご要望のお伺いをし、適切な治療方針を決定していきます。実際に治療を進めていくかご判断ください。
【STEP4】歯磨き練習
矯正装置装着後は口腔内の状態が変わるため、歯磨きが難しくなります。ですので、口腔衛生について徹底してご説明、アドバイスをさせていただきます。また、磨き残しによる虫歯の発生を防ぐため、矯正装置装着後も定期的に歯磨き指導を行っていきます。
【STEP5】装置装着
初診から数回目までのご来院に関しては、装置を取り付けるため少なくとも60分~120分ほどのお時間をいたただいています。
【STEP6】治療開始
治療内容や症例などによって個人差はありますが、治療期間は成人場合、1.5~2.5年が目安です。通常、通院ペースは3~6週間に1回程度、定期観察の場合2~6か月に1回通院してください。またはじめのうちは装着にお時間をいただきますが、その後の通院はたいていの場合30~50分程度の治療時間になります。
【STEP7】保定治療
装置が取れた後は、歯は何もしないでおくと元に戻ろうとして少しずつ動いてしまいます。歯を支える骨や歯周組織が安定し矯正した歯を望ましい位置で保持できるようになるまでは、保定装置を装着します。この段階での通院は、2~6か月に1回となります。
自分のタイプを確認しよう
さまざまなお悩みやコンプレックスを解消することに繋がる矯正治療。実際の症例をもとに、ご自身の歯並びの悩みがどのタイプに当てはまるのかチェックしてみてください。
歯がデコボコ
「叢生(そうせい)/乱杭歯、八重歯」などと呼ばれる症例です。あごの大きさと歯の大きさのバランスが悪く、歯が重なったりデコボコに生えている状態です。歯が磨きにくく、虫歯や歯肉炎を起こしやすくなります。
<特徴>
●歯列が凸凹していると感じる
●歯に食べカスが残りやすい
●笑うと犬歯が見える
受け口
「反対咬合(はんたいこうごう)/下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼ばれる症例です。一般的には遺伝的要因の影響が大きいですが、上唇を噛んだり舌を突き出すなどのクセが原因となる場合もあります。永久歯が生え揃った状態では矯正治療が好ましいです。
<特徴>
●口を閉じた状態だと下の歯列が上の歯列よりも前に出ている
●あごがしゃくれている
●下あごが発達しすぎている
●上手く咀嚼ができない
●言葉が聞き取りにくいと言われることがある
出っ歯
「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」という症例です。この症状は、世間一般的に「出っ歯」と呼ばれます。前歯の角度異常や成長し過ぎた上あご、成長不足の下あご、幼少時の指しゃぶりのクセなどが原因となっています。また、発育過程で鼻に疾患を抱え口呼吸になっている子供にも多く見られます。
<特徴>
●上の前歯が下の前歯よりも極端に前に出ている
●上唇が上ったままだと口を閉じにくい
●無理して口を閉じると口元が不自然に歪む
噛み合わせが深い
「過蓋咬合(かがいこうごう)/ディープバイト」という、噛み合わせが深い症状です。前歯への負担が大きくなることで、他の症状と複合してしまうケースも多くあります。笑ったときに上あごの歯肉が見えたり、下の前歯が上あごの内側の歯肉を傷つけ炎症を起こしてしまうこともあります。
<特徴>
●噛み合わせると前歯が深く沈み、上の歯が下の歯を隠してしまう
前歯がうまく閉じられない
「開咬(かいこう)/オープンバイト」という症例です。幼少時の指しゃぶりや舌を突き出すクセ、口呼吸などが原因となります。上下の前歯を閉じても隙間ができてしまい、前歯で食べ物を噛み切ることが難しい状態です。また、発音もしづらく聞き取りにくいと言われてしまうこともあります。
<特徴>
●口を閉じても上の前歯と下の前歯の間に隙間ができてしまう
●舌を前方に突き出すクセがある
●麺類などの食べ物が前歯で噛みづらい
すきっ歯
「正中離開(せいちゅうりかい)/空隙歯列」という症状の可能性があります。あごと歯の大きさが合っていなかったり、生えてきている歯が足りないことが原因です。歯と歯の間に隙間ができてしまっているので発音がしにくく、見た目もよくありません。
<特徴>
●歯と歯の間に空間がある
●サ行などが発音しにくい
新しい環境で受けられるインプラント
専用の歯科用CTや光照射器など、様々な機器を導入した環境でインプラントが受けられます。
●虫歯は治したいけどその隣の健康な歯まで削りたくない
●発音がしづらい
●好きな食べ物が硬くて食べられない
●入れ歯がズレてしまってしっかり噛めない
●入れ歯を外すのが恥ずかしい
●入れ歯に違和感がある
●入れ歯の隙間に食べ物が詰まってしまう
自分の歯について、当てはまることはありますか?「インプラントは料金が高いから・・・」そんな理由で諦めていませんか?
当院では、グラグラしてしまう入れ歯ではなく、しっかり固定でき発音もしやすいインプラントをおすすめします。充実したインプラントの治療環境で、食事や会話などの日常生活を楽しんでいただきたいと考えています。
インプラントとは?
インプラントは、歯根部分と上部構造からできています。あごの骨の中に人工歯根を埋入して、人工歯根があごの骨にしっかり固定された後、上部構造を装着します。
人工歯根をあごの骨に埋め込むことで、天然歯と変わらない噛む機能を取り戻すことができます。人が物を噛むときの力は非常に大きいですが、インプラントならば硬い食べ物を強く噛むことも可能です。
また新しい歯科技術では、上部構造の歯冠の色や形においても自分の歯と変わらない仕上がりを実現できます。入れ歯のような違和感や、ブリッジのような周囲の健康な歯への負担もありません。
<インプラントのメリット>
●自分の歯と同じ感覚で物を噛める
●隣の歯を削ることなく治療ができる
●医師の指示通りのメンテナンスで長期間の使用が可能
<インプラントのデメリット>
●外科的な手術が必要
●健康保険適用外のため、費用がかかる
当院のインプラントの4つの特徴
【当院の特徴1】CTを用いた診査診断による治療
従来のインプラントというのは、歯科医師が持つ経験や技術が頼りとされてきました。しかしそれでは、医師の経験に応じて施術結果が大きく異なってしまいます。これまで、実際に大きな事故に繋がったケースも少なくありません。
そこで当院では、治療を成功に導くため、治療前にCTスキャンを使っています。手術前にあらかじめCT撮影を実施し、シミュレーションデータを共有することで事前準備を怠らず、治療が滞りなく進行するようなインプラントのご提供を目指しております。
CTは、コンピュータ上で骨の作りを3次元で再現することができます。ですので、レントゲンでは分からなかった骨の奥行きや骨の幅、厚みを知ることできるようになったのです。また院内にCTを完備することで、大学病院や提携クリニックに行くことなく撮影が可能なため、手間や時間を省くことができます。
<歯科用CTの導入メリット>
●インプラントを入れる位置や方向のシミュレーションが可能
●難易度の高い手術も可能
●事前の確認が可能なためメスで開くことが少なく、患者さまの負担軽減になる
●治療時間の大幅な短縮
【当院の特徴2】インプラント光照射器
当院では、インプラントが骨と密着しやすい状態をつくる医療機器「光照射器」を導入しています。
インプラントの材料であるチタンのデメリットとして、時間が経つにつれ骨との接着力が劣化してしまうことがあります。劣化してしまうと、インプラントを入れても骨とうまく結合せず抜け落ちてしまうことがありました。ですが近年、紫外線の照射でその接着力が回復するということが研究で明らかになりました。
当院では光照射器を使用することで、インプラント体と骨の結合状態が最善の状態に保たれ、手術の成功率向上に成功しました。
<光照射器のメリット>
●インプラント体と骨の結合状態が強く保たれることで、短時間で治療が完了
●インプラント手術の成功率向上
【当院の特徴3】増骨手術
あごの骨が少なくなるとインプラントを打つことができません。当院では「増骨手術」を行っています。
虫歯や周病やの悪化により歯を抜いてしまうと、あごの骨への刺激の減少や入れ歯などによる圧迫によって、あごの骨が薄くなってしまうことがあります。そんな薄くなったあごの骨を、患者さまの状態に応じ様々な治療で補うことを増骨手術といいます。増骨手術を行うことでインプラントが可能となる場合があります。
増骨手術の種類
●サイナスリフト
サイナスリフトは、上あごの骨が少ない患者さまに行う手術です。上あごの奥歯の上方にはある「上顎洞(サイナス)」という空洞に補填材を填入し骨をつくります。補填材とは、骨と同様の組成で最終的に自家骨に置き換わっていくもののことです。
●ソケットリフト(オステオトーム)
こちらもサイナスリフトと同じく、上あごの骨が少ない場合に行う手術です。ただしソケットリフトは、4mm以上の骨の厚みがある患者さまに適用されます。
●GBR
GBRは、骨が不足している箇所に特殊な膜を覆い骨を作るスペースを確保する方法です。そのスペースに骨のもとになる素材を詰め、骨の再生を促してきます。
【当院の特徴4】痛みに配慮したインプラント治療
歯科治療は痛い・怖いというイメージをお持ちの患者さまも少なくないと思います。当院では、少しでもそんなイメージをなくすべく、「痛みに配慮した治療」に力を入れています。
<痛みに配慮した治療で心がけていること>
●すべての診療台に電動麻酔器(無痛麻酔器)を設置
●電動麻酔器を使用前の表面麻酔
●極細の注射針の使用
●痛点が少ない箇所への刺入
インプラントの流れ
【STEP1】スキャン
まずは一般的なお口の中の診査、虫歯や歯周病のチェック、デジタルレントゲンによる診査、身体全体の状態よる診査を行います。そして残っている歯の状態を診査し、歯を喪失した箇所のあごの骨の状態を確認します。
【STEP2】CT検査
歯科用CTを用いて、インプラントを埋入する部位の骨の量や骨の質などをチェックします。CT(断層撮影)は、身体を何層もの輪切りにしたような状態で撮影することにより、2次元でしか得られない情報を3次元で見られるようにする装置です。
【STEP3】治療計画
出た検査結果をもとに、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立てます。患者さまのご要望と医師の専門的な見解を踏まえて、治療の方針や治療期間、治療費用などに関して丁寧にご説明いたします。
【STEP4】埋入手術
手術には1回法と2回法があり、患者さまの骨の状態によって用いる方法を判断します。2回法は一旦、インプラント全体を歯肉に埋入させ2~3か月程度経過後一部を歯肉の上に出す方法となり、複雑な処置を併用した場合の手術です。
【STEP5】治療期間
手術後は、インプラントとあごの骨がしっかりくっつくまで約3か月程度の治癒期間が必要です。この間は仮歯を使用します。
【STEP6】型取り
インプラントとあごの骨がしっかりくっついたらインプラント部の型取りをします。その型を元に、インプラントに合わせた上部構造を作製し取り付けます。
【STEP7】メンテナンス
上部構造を装着したらインプラントが完了です。治療後は、装着したインプラントを少しでも長く良好な状態に保つため、定期的な検診が必要です。ご自宅でのホームケアも行ってください。
インプラント手術は理事長 佐藤弘樹先生が担当いたします
当クリニックのインプラント手術は理事長の佐藤弘樹先生が行います。
理事長は国際インプラント学会(ICOI)指導医で、インプラントのインストラクターをしていることもあり 、全国の先生方への指導や自らの研鑽に努め、常に勉強する姿勢を大切にしております。
当院では患者さまに信頼できるインプラントをご提供するために理事長、院長、スタッフ共に日々研鑽を積んでおります。
当院のホワイトニングで白い歯に!
歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、自宅で行う「ホームホワイトニング」。用途や費用に合わせたホワイトニングを選択できます。
「芸能人みたいな真っ白な歯に憧れる!」「歯の黄ばみが気になって、笑うのをためらってしまう・・・」。こんなお悩みをお持ちではないですか?歯磨きやクリーニングでは落ちない黄ばみや黒ずみを、ホワイトニングで解消しましょう。
ホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、歯の黄ばみや色素を分解するものです。修復物などではなく天然の歯を白くするため、とても自然な色の仕上がりとなります。
<ホワイトニングのメリット>
●歯を傷つけずに白くできる
●歯の色の調節ができる
●他の治療と比べ費用が安い
<ホワイトニングのデメリット>
●効果に個人差がある
●ある程度継続しなければ白さが保てない
選べる2種類のホワイトニング
当院では、患者さまの生活習慣やご要望に合わせて選べる、2種類のホワイトニングをご用意しています。歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」です。歯科医師としっかり相談し、決定してください。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院にて歯科医師が行います。まず歯の表面をクリーニングし、過酸化水素水を含んだ薬剤を塗布、レーザーをあてて薬剤の浸透を強めます。効果には個人差はありますが、2週間ごとに3回の施術を行うと歯の白さを実感していただけます。
<オフィスホワイトニングのメリット>
●効果発現が早い
<オフィスホワイトニングのデメリット>
●後戻り(リバウンド)が早い
ホームホワイトニング
歯科医師の指導のもと、ご自宅にてご自身で行っていただくホワイトニングです。方法は、歯並びにフィットしたマウストレーを作成し、それに低濃度のホワイトニング剤を注入し装着するだけです。毎日2~8時間の装着で1~2週間程度を目安に変化を実感できます。
低濃度の薬剤で時間をかけて白くしていくため、薬剤が深く浸透し効果が持続しやすい特徴があります。都合のいい時間や寝ている間に治療できるので、忙しい方にもおすすめです。
<ホームホワイトニングのメリット>
●低濃度の薬剤を使用するため痛みに配慮できる
●透明感のある自然な白さが手に入る
●自分のペースでホワイトニングができる
●後戻り(リバウンド)が少ない
●ホワイトバンドや白斑が認められる歯、軽度のテトラサイクリン歯にも適応できる
<ホームホワイトニングのデメリット>
●効果が出るまで時間がかかる
●象牙質やエナメル質が厚い歯は特に期間がかかる
ホワイトニングに関するよくある質問
Q.ホワイトニングは誰でもできますか?
A.基本的にはどなたにも可能です。しかし、エナメル質や象牙質の形成不全により変色が見られる方は、効果が得られない場合もあります。さらに、歯にヒビが入っている方や知覚過敏のある方は薬剤が染みてしまうこともあります。
Q.使用している薬剤が気になります
A.薬剤の刺激により歯が染みやすくなってしまうケースもありますので、用法・用量に注意し正しい使用に努めております。当院では、アメリカで数十年に亘る臨床結果があり研究もなされている過酸化水素または過酸化尿素が主成分の薬剤を使用しております。
Q.どれくらいの期間、白さを維持できますか?
A.後戻りを防ぐ専用の歯磨き粉を使用していただければ数年間は効果を持続させることが可能です。ただし、着色性の強い食品を摂取すれば再び着色してしまう症例もありますので、3~6か月ごとに歯のクリーニングを受けることをおすすめします。またリバウンドとはいっても、ホワイトニングによる白さが多少後退するという意味であり、治療前の色にまで戻ってしまうことではありません。
Q.痛くはないのですか?
A.専用機器と治療方法を用いたオフィスホワイトニングは痛みが出ることはありません。ホームホワイトニングの場合はまれに歯が染みてしまうこともありますが、使用を一時中断すれば軽減、消失します。また、人によっては治療後に多少違和感を覚えることもありますが、短時間で緩和します。
理想的な歯や歯並びを実現するのが審美治療
見た目の美しさも重要な歯。審美治療で、白い歯やキレイな歯並びを手に入れることができます。
歯の黄ばみや銀の詰め物、不自然な歯並び・・・。そんな歯の「見た目」のお悩みを解消しキレイに整えるのが審美治療です。真っ白な歯や理想的な歯並びを、短期間で手に入れたいとお考えの方は一度当院にご相談ください。
<こんな方におすすめ!>
●管理職や営業職・接客業・モデル・タレントなど、人と接する機会の多い方
●ビジネスシーンで上昇志向がある方
●たばこ・紅茶・日本茶・コーヒー・赤ワインなど色素の強いドリンク類を好む方
●不快な口臭を感じる方
●清潔な歯にこだわる方
●デンタルIQが高い方
●自分磨きをしている方
●婚活をしている方
●結婚式を控えている方
●入学式・卒業式・謝恩会・イベントなどを控えている方
審美治療とは?
審美治療とは、歯の白さや歯並びといった「美しさ」に焦点を当てた歯科医療です。もちろん見た目の美しさだけを追求するわけではありません。歯本来の役割である機能をしっかり保った上で、一人ひとりが持つお顔の雰囲気との調和を考え、治療します。
つまり歯科の技術に加え、歯科医師のデザイン力やカウンセリング力、そして臨床経験などが問われます。当院では、患者さまのご要望に合わせた見た目を追求しながら、噛み合わせや咀嚼などの機能面も重視した審美治療を行っています。
審美治療は「自費診療」です
歯科治療には、健康保険の適用が可能な「保険診療」と保険適用外の「自費診療」があります。保険内と保険外の治療の違いはとても複雑ですので、経済的負担も考慮しながら慎重に選択してください。
当院では、「ここは保険で」「ここは自費で部分的に詰め物を入れたい」など、予算に応じた細かいプランニングが可能です。些細なことまでしっかりと相談しながら決めていきましょう。
保険診療とは
健康な生活を送るための「一般的な治療」を行う場合に適用されます。
<治療内容例>
●審美治療(レジン、金属使用)
●歯周病治療(歯肉の検査、歯石除去、歯周病治療)
自費治療とは
歯をより美しくしたい、より快適にしたいといった治療の場合、保険適用外(自費診療)となることが多いです。
<治療内容例>
●審美治療(セラミックなど)
●歯周病治療(生活習慣病の改善、クリーニング)
セレックを導入
当院では、CAD/CAMを用いた「セレックシステム」の導入により、審美・美容が気になる患者さまの声にお応えしております。
「セレックシステム」とは、3Dコンピュータによって、詰め物や差し歯を院内にて設計・加工できるものです。しかも、規格生産された「セラミックブロック」での作製が可能。天然歯に限りなく近い色と質感、そして耐久性のある歯を手に入れることができます。
<こんな方におすすめ>
●短期間の治療が希望の方
●白くてきれいな歯を手に入れたい方
●銀歯が気になる方
●金属アレルギーをお持ちの方
「短期間」実現の理由
セレックシステムは、医療先進国ドイツからやってきた歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。コンピュータ制御によって修復物を作製するので、歯型を取る必要がありません。
歯科技工所に依頼する必要がなく、一連の作業をすべて自院で処理することができます。また、規格化されたセラミックブロックを使用することで、審美性・耐久性に優れた仕上がりで、治療費用の削減さえも可能にしました。
セレックによる治療の流れ
セレックシステムの流れをご紹介します。
【STEP1】スキャン(型取り)
まず治療する部分を削り、3D光学カメラを使用し患部を撮影(スキャン)。型取りの不快感を味わうことなく数秒の作業で患部の歯列がモニター上に再現されます。(※症例により型取りが必要な場合もあります)
【STEP2】修復部設計
スキャンした画像を元に、コンピュータの3D画面上で修復物を設計。モニター上にてあらゆる角度から歯の形態や噛み合わせの調整を行い、理想的な形にしていきます。設計後、一人ひとりに合ったセラミックブロックの色を選定します。
【STEP3】修復物作製
コンピュータで設計されたデータをもとに、ミリングマシンと呼ばれるCAMでセラミックブロックを削り出し修復物を精密に整えます。
【STEP4】口腔内セット
出来上がった修復物を口腔内へセットし治療完了です。
患者さまに合わせた審美素材
当院では歯科医療技術を駆使し「審美的・機能的」な治療を行っています。審美的・機能的な治療において適した素材はセラミックだと考えます。一言にセラミックと言っても、様々な種類や用い方があります。
患部の広さや状態によって、詰め物にするか被せ物にするかなど、治療方法は幅広く選択できます。当院では、患者さま一人ひとりの状態やご要望に合わせそれらを様々に組み合わせ、バランスの取れた美しい口元を作り出しています。
インレーとクラウンの違い
インレー(詰め物)
セラミック(陶材)製の詰め物のことをセラミックインレーといいます。本来の歯と同じ色で作製するため、見た目がとても自然に仕上がります。金属の詰め物が気になる方や、虫歯治療をした箇所を埋めるために用います。
クラウン(被せ物)
セラミッククラウンとは、歯をすっぽり覆う形で作られるものです。金属を使用せず陶器のみですので、金属アレルギーの方にもおすすめです。色調がキレイで透明感があるので、自然の歯に近い見た目を再現することもできます。前歯などの目立つ部分の歯の治療に用います。
審美素材の一例
オールセラミック
オールセラミックは、金属を一切使っていない、天然歯に近く審美性の高い人工歯です。天然歯の色調や透明感を再現することが可能です。また、強度に優れており前歯などに適した素材です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、硬いセラミックに粘りのあるレジン樹脂を混ぜたものです。噛み合わせる歯に強い素材なので、噛む力が必要な奥歯などに適しています。
ジルコニアセラミック
ジルコニアセラミックは、オールセラミックの審美性と金属の強度を併せもっています。自然な白さで口元をより美しく見せてくれます。前歯や奥歯、どちらにも適しています。
メタルボンド
金属のまわりにセラミックを貼り付けた被せ物をメタルボンドといいます。中身が金属な分オールセラミックよりも強度があり、表面がセラミックなので審美性もあります。しかし金属を用いているため歯ぐきの変色や金属アレルギーが起こる可能性もありますので、強度が必要な奥歯などに用いることが多い素材です。
お薬で歯周病を改善する治療
歯が抜け落ちてしまう歯周病。悪化すれば早産や心臓発作を引き起こす可能性もあります。原因菌の除去に「お薬を服用した治療」をおすすめします。
「歯ぐきから血が出る」、「歯磨きをすると痛みがある」、「口臭が気になる」、「寝起きに口の中がネバネバする」。こんな症状でお困りのあなた、それは「歯周病」かもしれません。
歯を支えている歯肉や歯槽骨が少しずつ破壊されていくお口の病気を歯周病と言います。歯周病は、お口の中にある細菌が引き起こす感染症の一種です。
歯周病はどうやって進行する?
【STEP1】口の中の汚れや歯垢が石灰化し歯石に変わる
【STEP2】歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯肉の溝が深くなり細菌の温床となる
【STEP3】そうやってできた細菌が歯肉の炎症を起こし、歯周ポケットの奥深くまで広がる
【STEP4】細菌によって歯根膜や歯槽骨まで溶かされてしまい歯を支えきれなくなる
【STEP5】支えを失った歯がグラグラしてくる
STEP5まで進行してしまうと、一般的な治療での完治は難しくなります。歯周病を放置してしまうと最終的には歯を失ってしまうこともあります。
歯周病になる原因と、歯周病がなかなか完治しなかった理由
みなさんは、18歳以上のほとんどの人が歯周病菌に感染している事実をご存知ですか?口臭やねばつき、歯肉の腫れや出血...。これらすべて歯周病の症状なのです。
症状や進行具合にもよりますが、毎日の歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスだけでは歯周病対策にはなりません。そこで現在注目を浴びているのが「お薬を服用した治療」です。
お薬を服用した治療とは?
これまでの歯周病治療では、歯周病の原因である菌を消すことができませんでした。歯ブラシの訓練や歯石除去、外科治療など痛い思いをしながら、何ヶ月もかけて治療をするのが当たり前。それでも、ブラッシングをちょっとサボると悪化してしまったりという繰り返しでした。
そこで当院では内服薬を用いた治療を行っています。これまでの歯周病治療とは異なり、お薬を服用した治療で歯周病の原因菌に直接働きかけます。歯石を除去する前に内服薬によってカビや歯周病菌を除菌するのです。
この治療法は、歯周病によって歯ぐきや溶かされた顎骨が受けたダメージを再生可能にしました。抜歯するしかないグラグラになってしまった歯であっても、「お薬を服用した治療」ならば残すことが出来るのです。
お口のカビって?撃退法は?
歯周病の原因の一つとされる、口の中の「カビ」。直接的な原因にはなりませんが、歯周病菌の住み家となって守ってしまう役割を持ちます。口の中にカビがあると、歯磨き粉などに含まれている薬用成分が歯周病菌に届かないのです。
厄介なことに、このカビ自体は歯磨き粉に含まれている薬用成分では死滅してくれません。ですので、治療にはカビ除菌用の特殊な薬が必要となります。
お薬を服用した治療の流れ
【STEP1】歯垢除去
・口の中にある歯垢(プラーク)の除去
・除去した歯垢を顕微鏡でチェックし菌の存在・種類・量などを調べる
【STEP2】除菌
・カビを殺す歯磨き剤によるブラッシング指導
・歯周病菌を殺菌する内服薬の処方
・特殊な消毒薬を用いた菌や歯周ポケットの洗浄
【STEP3】検査・歯磨き
10日~14日程度、ブラッシングと薬の服用の継続
↓
再度顕微鏡での検査
↓
除菌確認後、特殊な歯磨き剤を用いた歯磨き(1か月程)
↓
歯石などの通常の汚れの取り除き
歯周病と全身疾患
歯がグラグラして抜けてしまう歯の病気だった歯周病。しかし近年、歯周病と全身的疾患との関係が指摘されています。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)との関係
寝たきりや高齢による抵抗力の低下が進むと、口腔内に大量の歯周病菌が発生します。その結果、誤嚥性肺炎を発症する可能性が出てきます。
早産や低体重児との関係
歯周病菌による口腔内の炎症が血管を通して全身に回ることがあります。そうすると、羊水にも影響を及ぼし早産や低体重児の原因となってしまいます。
心臓発作(心筋梗塞)との関係
重度の歯周病に侵されてしまうと、歯周病菌が血管内にまで入り込み血液と共に全身の臓器に侵入してしまいます。歯周病菌の一種である、血栓(血のかたまり)を作る作用で、心臓の血管を詰まらせ心臓発作を引き起こすこともあります。
虫歯治療で重要なのは「早期発見・早期治療」です
歯科治療は早期発見・メンテナンスが大切です。進行状況や治療方法を確認し、自己管理に努めましょう。
「冷たい物が歯にしみる」「歯の色が少し変わった」。そんな自覚症状があるにも関わらず、痛みがないからと放置していませんか?その後、「あのとき歯医者に行っていればよかった」と後悔したことも多いはず。
風邪などの軽い体調不良とは違い、虫歯は体力や免疫力で自然治癒するものではありません。虫歯は一度進行してしまったら元どおりになることは決してないのです。
「早期発見・早期治療」は虫歯治療の要
虫歯になってしまった後、後悔しないために大切なのは「早期発見・早期治療」です。
虫歯治療は、発見が早期になるほど患者さまの身体、そして期間や費用面での負担が大幅に軽減されます。しみたり痛みを伴う段階では虫歯はかなり進行していますので、些細なことであっても見た目の変化や違和感を覚えたらすぐにご相談ください。
虫歯はどうやってできる?
口腔内に細菌が繁殖し、食べ物に含まれる糖質を餌に発生した酸が、歯の表面を溶かして穴を開けていく状態を一般的に虫歯と言います。そして、こういった虫歯ができる過程を「脱灰(だっかい)」と呼びます。
初期の脱灰であれば、唾液に含まれるカルシウムやリンによって修復することができます。この現象を「再石灰化(さいせっかいか)」と呼びます。食事をする度に、口の中では「脱灰」と「再石灰化」が日常的に繰り返されているのです。
こういった「脱灰」と「再石灰化」のバランスが取れている場合は虫歯になりにくい状態と言えます。ですから、毎日の歯磨きの徹底や、必要以上の糖質摂取を控えることなど、健康的な食生活への改善が一番の虫歯予防となります。
ですが、脱灰に再石灰化が追いつかなくなり、初期の状況以上に進行してしまった脱灰=虫歯は、二度と自然治癒することはありません。ですので、そのような状態になってしまったら早めに歯科医院に通うことをおすすめします。
虫歯の進行状態と治療方法
虫歯の進行状態は一般的に、Co~C4の4段階に分けられます。「C」とは、専門用語で虫歯を指す「カリエス」の頭文字です。進行具合によって治療内容も変化しますので、段階ごとの状態と治療方法を認識しておくことも大切です。
Co(シーオー:初期う触)
歯の表面が溶けはじめた虫歯の初期状態です。この段階でしたら、フッ素入りの歯磨き粉を使ったきちんとした歯磨きで、再石灰化が可能です。
C1(エナメル質う触)
歯の表面を覆うエナメル質が虫歯菌によって溶かされ、小さな穴ができた状態です。エナメル質の下の象牙質まで達していないので痛みは伴いません。この段階ですと、虫歯の部分を削り保険適用内の白い詰め物をします。
C2(象牙質う触)
象牙質まで虫歯が達している状態です。冷たいものや甘いものが染みることがあり、触ると痛みを感じますので、治療には麻酔を要します。範囲が小さい虫歯には保険適用内の白い詰め物をして完了。虫歯が歯の深部にまで達している場合には、麻酔をして患部を削り型を取り、製作した詰め物を装着します。
C3(神経まで達したう触)
虫歯がエナメル質と象牙質を溶かして神経まで達した状態で、激しい痛みを伴うことも多いです。神経が壊死してしまうと細菌が根の外で炎症を起こし膿が出たり、歯ぐきが大きく腫れてしまいます。この段階になると根管治療が必要です。麻酔をして壊死した神経や膿を取り除き、歯の根の中をキレイにしてから被せ物をします。
C4(残根状態)
歯のほとんどがなくなり根だけが残っている状態です。治療可能な歯質が残っている場合は根管治療を行ってから被せ物をします。ですが、悪化している場合は抜歯を余儀なくされるケースも多いです。
【根管治療】歯の神経も丁寧に治療します
菌が神経まで達してしまうような過度な虫歯は、食事が思うように取れなくなったり、頬やリンパが腫れて常に痛みを伴い、日常生活に支障をきたしてしまいます。
そこで、神経が菌に侵されてしまった場合には神経と神経の通る「根管」を洗浄・殺菌します。キレイに洗浄・殺菌した後は、殺菌剤を詰めてしっかりと密封します。菌の浸食具合によって、消毒に必要な時間は変わってきます。
また治療が完了しても、一度治療した歯や神経は再感染しやすくなってしまいます。定期的なメンテナンスや予防、自己管理をしっかりと行いましょう。